これからエンジニアとして働く人
「システムエンジニアってどんな勉強をすればいいのか知りたい。プログラミングは授業で習ったぐらいは分かるけど、何か他にやった方が良いことあるのかな?。いったいどこから手を付けたらいいんだろう。頑張りたい気持ちはあるけど、使えない社員って思われたくない。手順がわかりません。具体的な方法を教えてください。」
こんな疑問に答えます
本記事のテーマ
【完全新人向け】システムエンジニアが1年目に身に着けておきたいこと【圧倒的差がつきます】
エンジニア学習の始め方
① 目標設定 : 1年間でエンジニアとして一生働けるスキルを身に着ける
② 基礎理解 : そもそも日本人のエンジニアの仕事ってなに?
③ 学習手順 : 専門知識→資料力→説明力→英語を学ぶ
記事の信頼性
記事を書いている私は、システムエンジニア歴7年ほど
仕様設計や、プログラミングから企業間交渉まで幅広く経験があり
現在は最年少で大規模プロジェクトのリーダーを勤めています
読者さんへの前置きメッセージ
本記事は、「これからエンジニアとして働いていきたいけど、どこから手をつけていいか分からないよ」という方に向けて書いています
この記事を読むことで、「エンジニア学習の目標設定、具体的な始め方、数年後のキャリア」までをイメージできるようになると思います
「窓際で会社行きたくないなぁ」と感じていた僕を救ってくれたのが、エンジニア学習です。窓際→プロジェクトリーダーまで人生が変わった僕が、エンジニア学習への感謝も込めつつ、記事を執筆します
それでは、さっそく見ていきましょう
※stand.fmにて音声で徹底解説しました。文字情報よりも頭に入りやすいかと思いますので、聞き流しで聴いてみてください
① 目標設定 : 1年間でエンジニアとして一生働けるスキルを身に着ける

目標設定は、「1年間でエンジニアとして一生働けるスキルを身に着ける」で良いと思います
すでに目標が明確ならそれでOKですが、私の場合は「エンジニアってどんなことができればいいの?」という感じだったので、「必要なスキルを早く身に着けて、仕事を楽しくしよう」みたいな感じで良いかと思います
目標レベル : 1つの仕事を1人で任せられる
断言しますが、1年間で1つの仕事を任せられるようになる(1人前になる)のは「簡単」です。
1年で1人前になるのが簡単な理由
参考までに、1つ例を紹介したいと思います

例えばインターフォンを作る!となったら、
モニターを設計する人もいますし、マイクを設計する人もいます
ボタンを設計したり、音を決めたりする人もいます
また、内部の基盤を設計したりソフトウェアをどうやって組み込むか
検討をする人もいます
初めのうちはこの中のたった1つで良いので、1年かけて会社で一番詳しくなることができれば、1人前となります
会社で一番詳しくなるを強調しましたが、
ここで大切なキーワードは、「誰よりも深い知識」です
システムエンジニアの世界では
「その人に仕事を任せる価値があるかどうか」が重んじられます
もし自分が管理職だったとしたら、
・浅い知識で、幅広く知っている人
・深い知識で、1つのことを誰よりも知っている人
こんな2人がいたら、深い知識の人にその1つのことを任せた方が安心ですよね?
こんな感じで、1つのことを極めることを意識すれば
最速で1つの仕事を1人で任せられるようになります
② 基礎理解 : そもそも日本人のエンジニアの仕事ってなに?

一括りに「システムエンジニア」といってもたくさん仕事があります
日本人のシステムエンジニアは何を求められるかをお答えします
結論 : 設計構想を練れるエンジニア
システムエンジニアとして製品を開発する際、「どう作るか」も大切ですが、「何を作るか」は
もっと大切になります。なので設計構想を練れるエンジニアが非常に重要なのです
「えっ!?プログラミングできないの!?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが
プログラムを「書く」というよりは、「確認し判断する」という方が断然多いです。
※プログラミングスキルが不要と言っているわけではありません。むしろ判断できるほど深い知識が必要です。ただし、実際にコードを書くことは稀という意味です
設計構想を練れるエンジニアが求められる理由

製品を作るとき下記の6段階で開発を行うのが一般的です
①設計構想 : こんなものが欲しいなぁ
②仕様設計 : こういう風に作ろう!
③コーディング : 実際にソフトを作る
④コーディング検査 : ちゃんと設計通りつくれたかな?
⑤仕様検査 : ちゃんと仕様通り動くかな?
⑥実物検査 : 欲しかったものになったかな?
この中で日本人が実施するのは、①設計構想/⑥実物検査までか
実施したとしても②仕様設計/④仕様検査の場合がほとんどです。
理由は人口にあります
自分が会社の経営者になったとします
その時、どんな製品を作りたいかというと
「安くて良いものを作る」
→そのために、開発費(人件費)を最小限にしたい
これを目指したいと感じると思います。(会社も利益を生むことが目的ですので)
日本は中国やインドに比べ人口が10分の1 以下の少数民族のため
海外の協力を得ることで、効率良くローコストで開発を実施します(これをオフショア開発と言います)
特にインドは数字に強い素晴らしいプログラマが多数存在し、
英語圏でコミュニケーションがとりやすいことから
コーディングのような人手が必要な作業は協力をお願いすることが多いです
順位 | 国名 | 人口 |
1 | 中国 | 約14億人 |
2 | インド | 約13億人 |
11 | 日本人 | 約1.2億人 |
13 | フィリピン | 約1億人 |
15 | ベトナム | 約0.9億人 |
出典 : https://www.globalnote.jp/post-1555.html
最近では、ベトナムやフィリピンなども日本との時差が少なく、同じく英語圏であることから
協力をお願いする場合もあるようです
③ 学習手順 : 専門知識→資料力→説明力→英語を学ぶ

ここまでの事をまとめると、日本のシステムエンジニアは専門的な知識だけでなく、
それを伝える資料/説明力と海外メンバーと協力できる英語力が必要になります
① 専門的な知識を有している → 専門性
② その内容を資料化し人に説明することができる → 資料/説明力
③ 海外メンバーと協力して仕事が推進できる → 英語力
これだけは、システムエンジニアを7年かつ最年少でプロジェクトリーダーをやるだけの
実務経験を詰んできた私だからこそ断言できます
資料/説明力を伸ばす方法
私はもともと、資料化/説明がものすごい下手くそで、上司に「長いわりに何言いたいのかわからない。聞いた時間を返せ」と言われたぐらい酷かったです
今となっては、20冊以上 資料化や説明の本を読み込み、誰よりも資料化も説明も自信があります
資料作成がうまくなると、その流れの通り読み上げるだけでわかりやすい説明になるため
資料作成力の向上をする中で勝手に説明力も向上します
それらの本の内容のうち、今も私が実際エンジニアの現場で使っている、
システムエンジニアに特化した資料作成ノウハウを 無料 で公開していきます
資料の書き方
大切なことは、
① 現状 : 何について話すのか
② 改善 : 何を改善したのか/したいのか
③ 結果 : その結果どうだったのか/どうなる見込みなのか
④ 未来 : この後どうしていくのか
常にこの4つの構成を意識した資料に書くことで、聞き手はスムーズに聴くことができます
「今私が書いている内容は、どれに該当するのかな?」
と常に自問自答しながら作成すると、まとまった資料が作成できます
また、記載する際の観点として、下記を常に意識することで
より聞き手が判断しやすい(=わかりやすい)資料を作成することができます
技術
・物 : 技術的に達成可能なものか
資源
・人 : 対応するだけの十分な人手がいるか(いないのであればどういう人がいればできるか)
・金 : どれだけの金額が必要か
「どれも難しくてどんなこと書いたら良いのかわからないなぁ」と感じた場合は、
結局全て、「ほんとに大丈夫?」という質問の解答になっていると思ってもらえれば大丈夫です
・技術的にほんとに大丈夫なの?
・実施できるメンバーいるの? スキルや人数足りてるの?
・お金足りてるの? 会社のどこから予算とったの?
その上司に常に 〇〇だから大丈夫です。〇〇で確認とりました。とすぐ説明できるように
資料に事前に全て反映することが非常に大切です
これだけで、レベルの高い資料を作ることができあらゆる報告の場面に対応することができます
実際私も今もこの内容、この構成で資料作成は実施しています
今回はパワーポイントの報告資料のテンプレートを付箋解説付きで、
無料で公開致しますので、ご参考にしてみてください~
会社の中で細かい書き方のルールがあったりするかもしれないので、そのあたりは臨機応変に
合わせてもらえれば良いかなぁと思います。
パスワード : syachiku
最後に、資料作成に関して私のおすすめの本のリンクを掲載いたします
どれも有益な情報ばかりですので、おすすめです
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英語力を伸ばす方法
私は英語のプロではありませんが、通訳なしでも技術的な深い話まで英語で議論することができます
そんな私がとった学習方法が以下です。6カ月で十分仕事で困らないだけの英会話力が習得可能です
今後一生涯世界で飛躍できるスキルを6カ月で習得できるので、エンジニアとしての可能性を広げてくれます
① 発音を1カ月間 強化 (喉発音)
② 文法を2カ月でマスター
③ 単語3カ月で強化と実践
①発音を1カ月間 強化 (喉発音)
私が英語を実施した限り、最優先事項は発音トレーニング(喉発音)です。
下記のような英語だったとしても、発音ができていないといつまでたっても伝わりません
I want to talk the issue!! (課題について話したい!)
僕なりに頑張って話してみたのに、「!???(険しい顔)」みたいに聴きとってもらえなかったとき
ただただ、「ごめんなさい。。。」と思った記憶があります
英語発音専門ドクターDイングリッシュさんがわかりやすい発音レッスンをたくさん
アップロードしてくださっていて、動画だけで私も発音をマスターできました
動画を観る→自分の声を録音してみる
上記の繰り返しで1カ月で驚くほど発音が向上します
当然 「無料」ですので、ぜひチャレンジしてみてください

② 文法を2カ月でマスター
続いての優先事項が、文法習得です
文法を学ぶことで英単語をどのような順番で話せばいいかが理解できます
文法を習得したころには、適切な発音で適切な順番で英語を話すことができるようになっているため
英単語を増やしたら増やした分だけ英語を自由自在に話せるようになります
文法に関しては、英語コーチ-イングリッシュおさるさんの動画で学びました

動画の中で文法に長時間レッスンなども実施しくださっており、
文法に関しては、どこの英会話レッスンにいくよりおさるさんの動画一択です
これだけは断言できます。
動画の中でも紹介されていますが、「キク英文法」 私もこの一冊をとにかくやり込みました
人生のうちの2カ月の努力で今後生涯のエンジニアとしての豊かさを変えてくれる教材ですので
オススメです
![]() | キク英文法 聞いて覚えるコーパス英文法 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ) [ 一杉武史 ] 価格:1,760円 |

③ 単語3カ月で強化と実践
最終的に単語力を強化していきます
喉発音+文法取得で、英語の基礎がすべて固まっているので
単語学習をした分だけ英語の話せる幅/理解できる幅が広がっていきます
このあたりから、下記のようになり世間的に言う「英語が話せる人」になることができていると思います
・同僚に〇〇さんって英語話せるんですね!と言われる
・取引先の外人の英語がスラスラ聞き取れる
・簡単な会話であれば、通訳なしで話せるようになる
3カ月の間で単語数4000 ~ 6000語レベルを目指すと、仕事で困らないぐらいの英語力が身に付きますので参考にしていただければと思います
私が使っている英単語書を載せておきます
![]() | 英語を英語で理解する 英英英単語 初級編 [ ジャパンタイムズ出版 英語出版編集部&ロゴポート ] 価格:1,980円 |

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実践!ちょっとだけ英会話レッスン
また、私は会話力を特に向上させたかったので
実践的な短期レッスンとしてレアジョブ英会話というオンライン英会話レッスンスクールに通いました
英会話レッスンは行かなくても喋れるようになりますが、
行った方が英語でコミュニケーションをとる抵抗がとれるのが早いです。(英語で話すのってちょっと恥ずかったりしますよね?)
対面で個人レッスンしてくれて楽しく実施しているうちに、気づいたら英語でコミュニケーションをとる抵抗がかなり取れてました。
皆さんにお伝えしたいこととしては、メリットでもありデメリットでもありますが、
講師の人数が多くいつでも気軽にレッスンが受けられる反面。
教えるスキルは、人によってばらつきはあります。
私の場合は、お気に入りの講師を設定して「この先生の教え方がすごく好き!」と思ったらその先生とだけレッスンを組んでいたので、そこまで気にするほどではありませんでした。
ここまでの話の中で、「特定の先生に教わった方が安心」という人であれば、
オンライン英語塾のように、「担任の先生」に教えてもらうタイプのスクールもオススメです。
レッスン日が固定になったり、回数が限られているなどのデメリットもありますが、
毎回おなじ先生から受講できるのは安心できますよね。
- 先生を選ぶタイプ (講師選択型)
- メリット : いつでも受講できてスケジュールの隙間でサクサク学習できる
- デメリット : 先生のスキルにばらつきあり
- 担任の先生タイプ (講師固定型)
- メリット : 毎回同じ先生に教えてもらえるため、安心感がある
- デメリット : 受講日が固定のため回数が少ない
「どっちがいいのかなぁ~?」と悩んだら、たぶん個人の性格や生活リズムによって、
「合う・合わない」があると思うので、難しく考えずにどちらも無料体験レッスンがあるので、
とりあえず、1回無料体験を試してみることをおすすめします。
どちらも試してみて、ご自身の性格や生活スタイルに合うレッスンスクールでスタートすることで、
無理なく楽しく英語習得ができると思います。
英会話レッスンを通じて実際に英語で話してみることで、下記のような悩みが解決されて
・発音良く英語を話すとなるとなんだか恥ずかしい
・うまくコミュニケーションできる自信がない
・いざ話すとなると、言葉がでてこない
短期間で英会話のスキルを一気に向上することができます。
世界中の人とコミュニケーションをとりながら活躍するエンジニアになったら、人生がもっと楽しく明るくなると思います。
「チャレンジしてみようかな?」と思ったときに、
思い切って一歩踏み出すことで1カ月後の自分を成長させることができます。
ぜひチャレンジしてみてください
「複数の先生」がいる レアジョブ英会話で無料体験レッスンを受講してみる
「担任の先生」がいる オンライン英語塾で無料体験レッスンを受講してみる
というわけで長くなりましたが、以上になります
質問はTwitterから受け付けていますので、お気軽にどうぞ
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