中学生の子供をもつ親
「子供に学生のうちにどんな勉強をさせればいいのか知りたい。とりあえず塾には行かせたけど、成績もいまいち伸び悩み。将来、安定して働けるのか心配。やりたいこともないみたいだし、大丈夫かしら。若くて現場で活躍している人が学生の頃どんなことをしてきたのか知りたい。」
こんにちは、みやっちです。
高卒でシステムエンジニアとして就職し、7年経った今では
最年少で大規模のプロジェクトリーダーになるまで成長しました。
本日は、冒頭の疑問にお答えしていきます。
みなさん、子供が将来職場で働き活躍できるか不安に思ったことありませんか?
これは断言しますが、下記のように、「とりあえず○○させてる」など
理由が伴わない行動を子供にさせていると、子供が良い悪いを考えることをしなくなり
言われたことだけをやる指示待ち人間になってしまいます。
- とりあえず、塾に行かせてる
- とりあえず、宿題は全部やらせてる
- とりあえず、この習い事をさせてる
- とりあえず、ゲームは1日30分までにしてる
- とりあえず、夜は21:00までに寝させてる
私は、家がそこまで裕福な方ではなかったのもあり、
塾には行ったこともなく、高校のころはバイトをしながらの生活でしたが、
下記のような成績を残して、大企業に就職しました。
- 中学の頃は偏差値65。
- 高校はほぼ全部のテストで首席。
- 高校では、週4以上のバイトをこなしながら、
合格率20%以下の高難易度国家資格を2つ異例の合格
(工事担任者AI・DD総合種 / 基本情報処理技術者)
今日の記事を読んでいただくことで、
社会人になっても役に立つたった1つのこと
を知ることができますので、ぜひ最後まで見ていってください。
学校じゃ絶対教えてくれないと思います。
それでは、いきます
高卒で就職した私が思う 学生のうちにやっておいてよかったこと

早速結論ですが、「とにかく自分で考えて生きる」ことです。
誰かがやれ!といったからやるのではなく、
自分で考えて自分で判断して最終的には自分の責任で物事を実施することが大切です。
例えば上記の例でいくと、学生の頃に必ず宿題で出る「漢字練習」
なぜ必要なのか考えたことあるでしょうか?
漢字練習は、文字を正しく覚えるという目的に対する1つの手段です。
だから、もう覚えている漢字に対しては実施する必要なんてないんです。
先生が宿題として漢字練習をやってください。と言った
というただそれだけの理由で、考えることをやめてはいませんか?
「それは先生が言うんだから当然じゃん~」という声が聞こえてきましたが
断言しますが、違います。
先生であれば、なぜその勉強をすることの意味があるのかを説明するのか
が先生の役目です。
私はこの疑問を小学生のころ先生に質問して、
「完璧に覚えているならもちろんやらなくてもいいですよ。ただし次の漢字テストで必ず100点をとってください。完璧というのはそういうことですよ」
と言われました。
ここで、完璧なんてものがないから実施しなきゃいけないんだということを理解したのです。
- 最初 : 自分は漢字はもう覚えているから漢字練習なんて必要ない!
- 質問後 : 完璧って自信が持てないから漢字練習をするのか!
アドバイスはするけど、決定は自分でさせる
子供に与えるのは、「アドバイス」と「情報」だけで十分です。
「決定」までしてしまっている親が多すぎます。
これでは、自分自身の未来を切り開いたり、自分自身のことを自分で決めることを
しなくなってしまうので、そこまでやってはNGです。
指示されたことをそのまま実施する「指示待ち人間」になってしまいます。
例えば、将来エンジニアになりたい子供の勉強の成績が伸びていないとします。
そしたら、すぐに手を差し伸べるのではなく、「まずは一緒に考えましょう」
- 〇〇くんはどんな勉強が好き?
- どんなところが難しいって感じた?
- どうしたら成績が伸びると思う?
子供だから。。。と思わず一人の人間として、何をどうしたいのかを考えさせて
一緒に結論を出してあげてください。
「どうしてだろう?」「なんでだろう?」と考えている時間こそ成長するのです。
ただし、子供は自分自身が持っている情報の量が少ないので、
「アドバイス」と「情報提供」だけは実施してあげましょう
- アドバイス
- もし、将来エンジニアになりたいなら、数学が出来るようになると
難しい計算もすぐできるようになるから、プログラミングに役に立つみたいだよ
- もし、将来エンジニアになりたいなら、数学が出来るようになると
- 情報提供
- この参考書オススメみたいだよ
- 〇〇塾っていうものもあるよ
- そろばん習うと算数得意になれるよ
最後それで子供がやりたい!と言ったらやらせてあげればよいですし、
興味がなかったらやらせる必要はありません。
やる気0の状態でやらせたところでなんの意味もありません。
親に嫌なこと無理やりやらされたって子供に嫌われるだけです。笑
答えがあるのは学生のうちだけ。
ここまでの内容で、「自分で考えること」にこだわっている理由として、
学生の頃は答えのある問題ばかり解かされるのに、社会人になると途端に答えのない問題ばかり
出てくるからです。ショックをうけてしまう新卒を何人も見てきました。
こんな有名な問題があります。
ドーナツが2個あります。お姉さんと弟の2人がいます。1人何個ずつ食べたでしょうか?
「1個ずつでしょ!」と思った方。
理由を説明してください。
「そりゃ2人いるんだから、当たり前じゃん。理由なんかないよ」
と思ったのではないでしょうか?
完全にNGです。
- お姉さんが弟の分も全部食べてしまったかもしれないし
- 弟がドーナツを落としてしまって、泣いていたところをお姉さんが半分こしたかもしれないし
- 賞味期限が切れていて、二人とも食べずに捨ててしまったかもしれません。
正解なんてこの問題にはありません。
「自分がどう考えたか」が大切なのです。考え方がちゃんとあれば、全部正解なのです。
これはラテラルシンキング(水平思考)という考え方ですが、
子供やみなさんの人生だって同じなのです。自分がどう考えたかで正解が決まります。
- 学校で成績を一番をとる人生が正解
- 徒競走で一番をとる人生が正解
- 絵のコンクールで優勝する人生が正解
- 音楽でいろんな人を感動させる人生が正解
- 優しくて友達が多い人生が正解
全部正解なんです。大正解。
大切なことは、「自分自身で考え方を決めること」これだけです。
また、絶対にやってはいけないのは、「他人(親含む)が考え方を決めること」です。
私はこういった自由な縛られない考え方を許容してくれる両親の元に
生まれる事が出来たため、すべてを自分で考えることが許されていました。
相談したら全力で相談には乗ってくれましたし、放任されてたわけじゃありません。
「個人を尊重」してくれてる。というのは子供ながらに分かるものです。
成功と失敗の数だけ人間性が向上。結果的に優秀な社会人になる
自分で考えて生きていると、成功も失敗もたくさんします。
そして、全部人のせいにできません。(全部自分で最後は考えて判断しているので。。。)
- 成功したときには、自分自身で考えて成功した!と力強い成功体験が得られます。
「おめでとう!!すごいね!」と全力で褒めてあげてください。 - 失敗したときには、自分自身の責任ということをよくわかっています。
そっと近くにいてあげてください。
その度に学びを繰り返して、強く、たくましく、優しい人間に育っていくのです。
結びになりますが、社会人になっても役立っていること、それは、
「自分にとって何が正解かを自分自身で考えること」です。
誰かの決めたことの言いなりになり、成功しても感動がなく、失敗したら他人のせいという
ことを繰り返していては、いつまでも自分の成長がありません。
この大切なことは親が子供に教えてあげて、
親自身も考える時間を作らせる努力をしないと実現できないことなのです。
ぜひ、子供に考えることの大切さ。伝えてあげてください。
将来仕事が始まっても確実に、活躍する素晴らしい社会人になれると思います。
以上になります。
ありがとうございました。
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